
塗装せずに組んだガンプラにスミ入れを手軽に行うのに「ガンダムマーカー スミ入れ用」 を使うのですが、よくやっている方法 (後述の消しゴムを使わないで拭き取る)で参考になる方がいれば……と思い今回紹介してみます。
初心者でも気軽にスミ入れが出来る、ガンダムマーカー スミ入れ用 極細。通称スミ入れペンと呼んでいるのですが、「グレー」「ブラウン」「ブラック」の三色。

ブラックは思った以上に色が濃いので、基本的にグレー一本で済ませています。
流し込みタイプも便利なのですが、殆ど使わなくなっていました(濃いからだったような気がします……使い分けが面倒なだけかもしれませんが)
スミ入れをしていきます

このままスミ入れを施していってもいいのですが、組んだままだと合わせ目に流れていったりパーツが組み合わさっていてやりづらいので……
スミ入れは パーツをバラした状態で

バラしてからやったほうが楽ですね。
(今回は組んだものを一度バラしてしまっていますが、パーツをはめ込む前にスミ入れをしていくと楽だと思います)
パーツにスミ入れを

このようにモールドにペンでなぞっていくのですが……ガンダムマーカー スミ入れペン…グレーでも結構「濃い」のです。(個人的な感覚と思いますが)
HOW TO本なども、きっとこのまま消しゴムではみ出た部分を消して……と続くと思うのですが、ここで 一手間加えます。
ガンダムマーカーでスミ入れした部分の拭き取り+消しゴムを使わないで拭き取る
一手間といっても
- ガンダムマーカーでスミ入れ(←今ココ)
- インクが乾く前に「キッチンペーパー等」で拭き取る
- インクが伸びた部分等を「薄め液」を使って拭き取る
という程度の工程です
消しゴムを使わないのは”プラスチックには消しゴムがくっついて溶ける”
これが怖いので使わずに進めていきます
(きっと文房具等で同じ経験をされた方も多いはず……はず……)
ガンダムマーカーでスミ入れした箇所を拭きとる

これだけでもそれなりには綺麗になるのですが、インクが広がり伸びてしまっていますね。
( 注:スミ入れ後にトップコートをする場合は、「ティッシュ」ではなく「キッチンペーパー」などをお使いください。繊維だらけになってしまいますので )

うすめ液で拭き取る


ガンダムマーカーではみ出た部分を、更にMr.カラーうすめ液を使って拭き取ります
ペーパーやティッシュでやってもいいのですが、楽なので綿棒を使います。
極細や通常のものどちらでも構いません。使いやすいものをお使いください 。

スポイトを使って少し薄め液を付ける着けます。キャップの裏についてる溶剤を綿棒につける程度でも十分です
溶剤を着けすぎてしまうとマーカーのインクを全部持っていってしまうので、軽く拭き取れる程度に。 着け過ぎたらペーパー等で調整してください。

全て線を消さないように気をつけながら

差があまりわからない写真になってしまいましたが、拭いて広がった部分を綺麗にしていきます

うすめ液を使わないといけませんが、綺麗に細くスミ入れができていってると思います
黄色のパーツもグレーで

黄色のパーツもこの方法でグレーでスミ入れをしています
セオリーではブラウンを使うのですが、どうにも黄色に浮いてしまってるように見えるので、ここもグレーで。青いパーツもブラックを使うところですがここもグレーを使っています。理由はやはりブラックは濃く感じるのでグレーを。
グレー一本といいつつ、腰等の赤い部分はセオリー通りにブラウンで。赤にブラウンはグレーよりも濃く、ブラックよりも薄い色合いになり、とても好きな発色なのでここはブラウンを使っています。
全身施しました

最後の工程は消しゴムを使うのと大差ありませんが、乾く前に拭き取る+うすめ液で拭き取る作業は
- マーカーそのままよりも薄く
- 消しゴムを使わずにできる
という点が好きでやっていますが、難点は手軽にキットのまま組んでるのに”うすめ液を使っているのでどうしても部屋が臭くなる”ことだと思います。
ですが、そのままガンダムマーカーでスミ入れをするより自分の好みに仕上がるので、この方法が気に入っています。
普段やっている方法ですが、もし参考になれば良いな……と思い記事にしてみました。